凌駕してやろうかと。
※この度のインターヴューは、会話の内容を、よりわかりやすくするために、まず、動画、太式を見てからお読みください。
T.TAKANO:
- コンプリートって・・・
- マジシャンでコンプリートってやる人いるじゃないですか?
末武:
- そうなんですよ。あれビックリして。僕もあとから知ったんです、アレ。
- 知ってたら多分使わなかったのかもしれないですけど・・・
T.TAKANO:
- そもそも、あれ、どういう意味なんですか?コンプリートって。
末武:
完成した!とかそういう意味があるんですけどね。
でも、ホント、後から知ったんですよ、あれ?あっコンプリートってテレビで、何かやってるみたいな。
でも、こっちもやった後だったんで。
T.TAKANO:
- なんなら、自分の方が先だみたいな感じでね。
末武:
- そうそう、凌駕してやろうかと。
T.TAKANO:
なかなか壁が高いとおもいますよ。凌駕するには(笑)。
I Can Fly
末武:
- 「太式」の定義として、全てがすべて笑えるような内容、じゃなくてもいいっていう。
- そこに制限をかけないっていうのが続けていける一因かなと思うんですよね。
- 変に条件つけてしまうと続けられるものもつづけられなくなりますからね。その辺はフラットにしようと。
- まだ撮ったことないですけど、ウルウルっとくるものも撮れたらいいなと思ってます。
- 自分の中で原点が
- 「元気が出るテレビ」
- 大好きだったんですよ。
- あれって両極端じゃないですか。同じ番組の中でも感動するものもありながらの、かたやお尻出して笑えるようなやつもやるし。
- ああゆうのがとても大好きな世界で。
T.TAKANO:
- 僕は太式の決まり文句、「アイ キャン フライ」を流行語にしたいんですよ。
- あれ、どっかからパクったとかないですよね。
- コンプリートの件もあるし。
末武:
- いやいや、コンプリートパクってないですから!
- 「アイ キャン フライ」はたまたまなんですよ。
- 太式の第一回の放送がベランダで撮ったじゃないですか。
- あの時はノープランで、ここでまず説明してってカメラ回されたんですよ。
- で、アパートのベランダといえば、僕の頭に浮かんだのが、窪塚洋介さんいるでしょ。
- あの方、アパートから飛び降りられたじゃないですか。
- 飛び降りられて、だったかな?映画だったかな?
- まあ、確実に言えるのは映画の中で、アイ キャン フライって台詞で飛び降りるシーンがあるんですよ。
T.TAKANO:
- その映画、ピンポンですよ。
- は~、そこからのパクリだったんですか。
末武:
- いや、いや・・・。
- たまたま思い浮かんで言ったのが、アイ キャン フライで。
- そしたら、みんなが
- 「いいんじゃない?」
- みたいなことになったので(笑)。
T.TAKANO:
- いや~あの決まり文句、すごく良かった、最高でした。
末武:
ほんとですか(笑)?
でも切なる思いもありますよね。
ぼくもいつか飛び立ちたいみたいな。
いい言葉ですよね。
T.TAKANO:
- そうですね。いい言葉ですよね。
- アイ キャン フライね。
- 僕はね、アイ キャン クライでいこうかと思ってるんですよ。
- 「I Can Cry! 広島の感動家!T.TAKANOです。」みたいな。
末武:
- いいと思いますよ。どんどん波及してってね。広げていきましょうよ。
- 使ってくださいよぜんぜん。
- 僕が言えた立場じゃないですけどね(笑)。
責任を負ってるんだなと。
末武:
- 広島の舞台、演劇とかご覧になったことありますか?
T.TAKANO:
- それがないんですよ。演劇ってねえ。いままで機会がないんですけど、友人が見に行ったら思いのほか面白かったなんてことはよく聞きますよ。
末武:
僕、ある舞台をやったときに、終わってお客さんを見送るときに、あるお客さんが言われたんですよ。
「今日、舞台を初めてみました。舞台ってこんなに面白いんですね。」
僕、ズキンっときて、ほんとファーストインプレッションって大事だなと思って。
やる側も、そういう責任を負ってるんだなとおもいましたね。
T.TAKANO:
- 初めて見たときに面白いとおもったら次、また行こうとおもいますもんね。
末武:
- そうなんですよ。もし、これで、だめだったらたぶん、二度と行かないとおもうんですよ。
- 最初のきっかけってすごく大事だと思うので、そこらへんもちゃんと意識して、打つにしても、ちゃんと公演、打たないと、
- そういう責任を負ってるんだなと痛感しましたね。
Inter View 末武 太×T.TAKANO 2009.May at R・Gerant
待ち合わせのレストラン、入り口の脇。
真新しい真っ白なスニーカーを履いた猫背の男。
末武 太さんと、面と向かって顔をあわせるのはその日が初めてでした。
熱く、自信みなぎるわけでもなく、かといって卑屈な感じでもなく。
飄々としているわりには律儀で腰の低い。
とらえどころのない雰囲気が第一印象でした。
「ボクのインタヴューでいいんですか?ボク、浅っいですよ。」
そんな言葉で、謙遜する彼は、なかなか、本心を話したがらない、人見知りの照れ屋な性格と感じました。
実際、学生時代は、異常なほどの人見知りだったそうです。
今は、舞台に立ったり、ラジオやテレビにでてるのに・・・。
目立ちたいくせに照れ屋。たちの悪いパターンです。
太式の中でヒーロー、チロン(黒い人)に扮した末武太が、本当の姿なのか、
それとも、人見知りの末武太が本当の姿なのか?
どちらも本当の彼なのでしょうが、こんな愛すべき矛盾を抱えている人に、僕はいつも、好感を持ちます。
この度の、インターヴュー、2時間以上の収録を後から聞き返すと、8割、僕が話しています。
すなわち、末武 太さんの言葉を記事に書くことが、少ない・・・。
収録の翌日、僕の声はいつもガラガラです。
なぜかといえば、インタヴューイより、インタヴュアーの僕のほうが、よく、しゃべる、からです。
インタヴュアーとして資質に欠けている自分をすご~く反省してしまいます。
「太君、また、今度、ゆっくりお話、聞かせてください。」
T.TAKANO
